稽古体験記


☆黒帯講習会 12月15日(土)

黒帯講習会の様子

 2007年最後の審査会終了後にたまかわ文化体育館において、こちらも2007年最後となる黒帯講習会がありました。
 今回のテーマは棒術で、棒の移動稽古の後に大城の棍を通して行い、大城の棍の組棒の稽古に入りました。
 たまたま組む相手がいなかった私は、恐れながら岡崎師範の相手を務めることになりました。
 岡崎師範から棒の先の位置や踏み込み方などの説明があり、実際に打ち合いながら懇切丁寧な指導がありました。
 また、稽古の合間に岡崎師範と棒で軽く戦ってみたのですが、決まった技で行う組棒と比べるとどこをどう攻めてくるかわからないため恐怖感でいっぱいでした。ただ、闇雲に攻撃するよりも基本や型を意識して動いた方が戦えることに気付き、やはり棒術も基本が大事であるのだと認識できたのが良かったです。
 今後は、実際に棒で戦えるように技を磨いていきたいと思います。

岡崎師範の相手を務める増子指導員 組棒の稽古風景 棒術の指導をする増子指導員

国際指導者福島合宿 2月9日(土)〜11日(月・祝)


☆型・武器術講習会 2月24日(日)
 埼玉県立久喜市総合体育館武道場において極真館型・武器術講習会が行われました。
 福島県は前日から発達性の低気圧による冬の嵐が吹き荒れていましたが、予定通り10時に岡崎師範の先導の下、車2台で玉川村役場を出発しました。師範の車には馬場先生と紗奈さんと吉田亜紀さんが乗り、私の車には妻と久下千賀子さんが乗ることになりました。
 あぶくま高原道路を通り、矢吹インターより高速に乗ろうとしたところ『吹雪のため通行禁止』の文字が!
 仕方なく4号線を南へとひた走り矢板インターチェンジを目指すことにした私達ですが、久喜市体育館への道順が頭に入っていないのに師範の車を見失ってしまいました。おまけに高速が使えず国道に流れてきた車で道は激混み。携帯のナビを頼りに体育館に着いたのは2時半頃になってしまいました。

 着いてすぐ棒術の稽古に入り、大城の棍を通して行いました。「棒は小さくやらない」「受けも大きく」「角度もしっかり守る」「技の起こりに反動をつけない」基本的な事ですが、改めて言われると己を省みるきっかけになります。
 「立ち方と運足をしっかりやる」「棒先はふらつかせない」等、言われたことを頭に置きながら周氏の棍の稽古に入りました。周氏の棍では相手のつま先を打つ動作がありますが、床すれすれで止めるのは道場の床を傷つけないためで本来は床に当たるまで突くのが正しいという師範のお話がありました。諸事情で技が変わってしまっていても、きちんと意味を理解していれば間違って伝わることは無いんだと思いました。指導者として技の知識の充実にも力を入れていきたいと思います。

 休憩の後、周氏の棍の組棒の稽古に入り、岡崎師範と石島師範の流れるような組棒をお手本に全員で順番を覚えました。その後二人一組になって実際に打ち合いましたが、実戦になって体が動かないのは型が頭に入っていないからだそうです。ある程度動けた自分は合格かな?と少し安心しました。
 棒の稽古も終了し、遅刻したために出来なかった型の稽古をすることになりました。撃砕小を通して行った後、撃砕小の型の分解を教わりました。撃砕小の分解は一本ずつ分けないで、まるでカンフー映画のように通して行いました。一本ずつ分けた時と比べて間合いの取り方が難しいと感じました。
 そこで前半の講習会は終了で、一度締めてから後半の自由組棒の講習会に入りました。
 自由組棒は6月に第1回目となる大会を開催する予定になっているそうで、最初に有効技や反則技の説明がありました。それから上段を打ちに来られたときの受け方や下段を狙われた時の受け方、突きや返し技等を教わりました。
 最後に実際に試合形式で数組の自由組棒を見学しました。棒術の場合は例えダメージのない攻撃が入っても、実戦だったら死んでいるという基準で判定を取るそうです。もし頭と足で相討ちになった場合、足を打たれても死なないが頭を打たれて生きている人はいないということで頭を優先的に判定するそうです。岡崎師範の言葉に納得しながら試合を見学しました。
 帰り道は高速道路の通行止めも解除されていたので、佐野パーキングエリアで美味しい佐野ラーメンを食べて帰りました。