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☆国際指導者合宿平成22年2月19日(金)〜21日(日)
毎年恒例となった国際指導者合宿は今年で第3回を迎えました。
今まで増子広行指導員が数々の講習会をリポートしてきましたが、今回は大越和彦指導員にリポートをしていただきました。
増子指導員とはまた違った視点でのリポートとなっております。
それではご覧下さい。
平成22年2月19日から21日まで国際指導者合宿が玉川村のたまかわ文化体育館を中心に開催されました。国内、国外15ヶ国から147名の参加があり過去最大の人数でした。
毎年行われているとはいえ国際合宿が地元で開催される事は奇跡に近く、なかなか経験出来ない貴重な三日間でした。
玉川道場からは増子先生、酒井先生、サヤカ先生、佑果さん、大越の5名が参加しました。自分は仕事の都合で途中からしか参加出来ませんでしたので、参加出来た二日目の午後からレポートしたいと思います。
―――2月20日 午後
自分は孫立特別師範の指導による意拳の稽古から参加しました。立ち方から始まり発力まで内容の濃い指導でした。
次に館長による指導がありましたが、基本の移動稽古の際の「構えて」と「回って」の時の下段払いが遅く、相手の攻撃を意識していない人が多いということで、その部分を何度も繰り返し稽古しました。
続いて組手の際の足の運びについて副館長から指導があり、改めて基本と体力づくりが大切だと実感しました。
合宿は休憩を取らないまま次のメニューへ進み、相澤先生によるミットを使ったコンビネーションの練習に入りました。効果的なミットの持ち方についても説明があり、ミットを持つ側にテクニックが必要でやりなれない稽古に戸惑いつつもとても良い汗をかくことが出来ました。
合宿二日目の最後のメニューは審判講習でした。今回は海外の支部長と先生を対象とした講習でしたので様々な国の言葉が飛び交うとても国際色豊かな時間になりました。昨年よりも参加国が増えたせいか通訳の方も多くて時間をかなり押しての審判講習でしたが、有意義な時間となりました。ちなみに自分の隣は中国の方でした。
稽古終了後は宿泊先の旅館に移動しました。毎年懇親会では余興をするらしいという情報により、急に話があってもまごつかないようにと特別メンバーを結成して一昨年の大クリスマス会にて増子先生とサヤカ先生を中心にダンスをしたEXILEのダンスをする事にしました。
メンバーは増子先生、サヤカ先生、石川道場の小池先生、酒井先生、大越の5人で、雪の舞い散る駐車場で短い時間でしたが練習をしました。予定では二列に並び、前列の増子先生達の動きを見ながら踊る予定でしたが、会場にスペースが無く急遽横一列で踊ることになったので、自分は本番では完全に空白状態になりガタガタになってしまいました。館長の機転で前日に行われたアメリカ支部のダンスとどちらが上手いか判定を取ることになり、アメリカ支部に花を持たせる形でなんとか事態を収拾する事が出来ました。判定負けの私達は福島県支部の懇親会参加者全員を巻き込む形でスクワット30回をさせられました。
押忍!失礼しました!来年は期待しないで下さい。
合宿最終日には参段以上の審査会があるので、審査受審の方々は宴会終了後にホテルの廊下やロビーで深夜まで最後の調整を念入りに稽古されていました。自分も何十年先になるかわかりませんが、いつかこんな日が来ればと思いました。一緒に稽古している小池由希子先生も参段に挑戦するということで、「由希子ちゃん頑張れ!」と心の中で願いました。
―――2月21日。
さて、合宿最終日になりました。天気は最高でしたが寒い一日の始まりです。
最終日には酒井佑果さんも参加し、岡崎師範による平安その1からその5と撃砕小の復習から入りました。撃砕小の裏拳と横蹴りが下手だということで、その場で裏拳と横蹴りをしてすぐえの字立ちになる稽古を反復して行いました。これが予想以上に辛く、「回数を設定しないほうが効くんです」という岡崎師範の言葉を聞きながら筋肉の痛みに耐えていました。
良い汗をかいた後は引き続き岡崎師範の指導による杖の稽古に入りました。立ち方、持ち方、基本的な杖の使い方など、基本から移動稽古までのこれもまた内容の濃い稽古になり、これからの稽古の中に杖の稽古を入れたいと思いました。
内容の濃い贅沢で有意義な三日間はあっという間に過ぎました。館長、副館長、孫立師範、岡崎師範をはじめ、技術委員の先生方、遠方よりお越しの支部長、先生方、本当に有難うございました。
合宿の内容全ては無理ですが、少しでも自分の為、道場生のためになれるように伝えて行きたいと思います。
また来年も今年度以上の参加人数でこの福島の地でお会い出来るのを楽しみにして、また稽古に励み極真館の発展に微力ですが努力したいと思います。
押忍!