稽古体験記


☆埼玉棒術講習会 5月18日(日)

 第1回自由組棒練成大会を兼ねた棒術講習会が埼玉県の久喜市体育館にて行われ、自分も選手として参加をしてきました。
 講習会午前の部では六尺棒を使い、基本の振り方から始まって「大城の棍」と「周氏の棍」そしてその組棒を行いました。
 大城の棍の組棒については、棒術が最近浸透してきたこともあって打ち合うことが出来る稽古生が多かったのですが、周氏の棍の組棒は初めての人が殆どで戸惑いながら打ち合っていたようでした。
 今回の参加人数は90名を超え、間隔をあけて稽古していても会場のあちこちから時折棒のぶつかり合う小気味良い音が響いていました。

 午後の部に入り、試合用の棒による実戦向けのパターン稽古に入りました。
 攻撃、防御、受け返し、そして投げ技と何パターンかこなした後に、全員が2列に並んで相手を変えながら自由組棒を5ラウンドほどやり、汗だくになったところで講習会は終了。
 いよいよ練成大会が開催されました。
 第1回ということもあり試合中でも試行錯誤を繰り返しているせいかいろいろな技が飛び交い、見応えのある攻防が繰り広げられてとても新鮮で面白い競技だと感じました。
 自分はシードだったので、1回戦をダイナミックな下段打ちで勝ち上がってきた選手と対戦しました。
 対戦相手は棒を長めに持ち、大振りで振り回してきました。自分はこの大会に出るまで、相手の技をカットして下段打ちやら上段突きを稽古してきたのですが、それらを出す前に大振りの下段打ちを決められ頭が真っ白になってしまいました。
 そして始まった後半戦では、あろうことか練習もしたことがない長い持ち方で応戦してしまったのです。
 思いっきり相手に乗せられてしまった自分はいい所がなく完敗し、試合終了後、とても悔しい思いをしました。
 次は自分のペースで戦えるよう技を磨いて挑戦したいと思います。