2008 SUMMER


 福島県支部の昇段規定では合宿に2回以上参加していることが必須条件となっています。
 合宿に参加することで集団生活を学んだり、子供達をまとめる苦労を知ったり、いろいろな指導者に学ぶことにより見聞を広めたりとたくさんのメリットがありますが、必須項目になっている最たる理由として『人をまとめる力を養う』ための合宿参加なのだと思います。
 そんな夏合宿ですが初参加の際はいろいろと不安がつきものです。そこでこれから合宿に参加しようと思っている方のために合宿のイメージが掴みやすいよう体験レポートを作成してみましたので参考になさってみてください。

☆一日目・7月25日(金)

6:00 玉川村役場前バス出発
7:00
8:00
9:00
10:00
11:00 バス車内で昼食
12:00
13:00 到着・入館
14:00 合同稽古・海水浴
15:00
16:00 入浴
17:00
18:00 夕食
19:00 廬山館長講話(小学生は班長講話)
20:00
21:00 班ミーティング
22:00 消灯

 出発時刻朝7時。玉川分支部の集合が早かったため、バスが予定時刻より少し早めに着きました。
 参加メンバーはどちらも合宿初参加の久下千賀子さんと橋本皇徳君です。
 初参加の不安感に朝早いのが重なってみんなのテンションは低めでしたが、いわき道場と合流し高速道路に乗る頃にはいつものテンションに戻っていました。
 行きのバス車内では現役の空手選手が演技もこなす『黒帯』という映画が流されました。迫力のある格闘シーンには皆が釘付けになっていました。
 昼食は各自時間を見てバス車内で摂りました。

★千賀子’s レポート★
朝7時に平田村のセブンイレブンに集合してバスに乗りました。もう引き返せないと思いました。
5時間の長旅の間子供達はすごく元気で、全然不安はなさそうでした。
バスで観たDVDは「空手バカ一代」と「黒帯」だった気がしますが、ほとんど寝てたので内容はあまり覚えていません。

 さて、いよいよ今回の合宿所である『白子サンライズオーツカ』に到着しました。
 先に到着している他県の道場生の姿を目にすると「いよいよ合宿が始まるんだ…」と緊張感が高まります。
 今日は合同稽古の後すぐに海に向かうということで、道着の下に水着を着用するようにとの指示がありました。部屋でゆっくりする暇も無いままに着替えて玄関前に集合し、稽古場である屋内テニスコートに向かいます。
 行く途中に渡る横断歩道では、一般車両の通行の妨げにならないように黒帯の先生方から「走って渡れ!」と指示が飛びます。その激しい口調に気を引き締められつつも、暑さや稽古内容に対する不安などから道場生の口からは「暑い〜。稽古ヤダー」等々不満が漏れ出していました。そのことで福島県支部4班班長の馬場先生から「他の支部の道場生もいるので、あまり自分勝手な発言は控えるように」との注意を受けました。皆さんも気をつけましょう。
 屋内テニスコートは人工芝の上に砂浜の砂が撒かれた不思議な場所で、今年から新しく窓がつけられたらしく時折涼しい風が入ってきて想像していたよりは快適でした。
 廬山館長の挨拶では「合宿中は軍隊の様に上官(先生や先輩)の言う事を良く聞いて規律のある行動をとるように」とのお話がありました。
 稽古内容はそれほどきつくなく、軽く汗を流す程度でした。

★千賀子’s レポート★
ホテルに着いたら着替えてテニスコートへ向かいました。
ホテルからテニスコートまでの道のりは意外と長かったです。
道中タラコを見つけました!!(タラコ=側溝の壁にへばりついていたピンク色のタラコのようなもの。正体は不明だがやたらとたくさんいた)
テニスコートの中は蒸し暑く、立っているだけで汗が出てきて座ると砂で足が痛かったです。
稽古は30分くらいで終わったのでそんなに疲れませんでした。
大会で会った事のある人も何人かいました。

 中里海岸は波が高く、海水浴客に混じって沢山のサーファーがいました。
 海岸に着くと早速道着を脱ぎ捨て、まずは一般部の男性方が海に入りました。そして横一列に並んで手を繋ぎ、子供達が沖へ流されてしまわないようにバリケードを作りました。
 小学生は事前に配布された腕用の浮輪をつけて海に入り、それ以外の人達もみんな思い思いに海水浴を楽しんでいました。
 馬場先生は班長ということで『4』と書かれた黄色いメガホンを片手に事故が起きないように監視していましたが、こっそり道場生の背後に立ちメガホンで水をかけるといういたずらをしては被害者から集中砲火を浴びていました(笑)
 ホテルに戻ると足に付いた砂を落とす為に子供用ビニールプールに水が張られていました。そこで綺麗に砂を落とし、同じくロビーに準備されたタオルで足を拭いて部屋に戻りました。

★千賀子’s レポート★
私にとって小学5年生以来8年ぶりの海だったのでとても楽しかったです。
石川道場の岡崎紗奈ちゃんと矢内里穂ちゃん、玉川道場の増子サヤカさんと酒井佑果ちゃんと一緒にたくさん遊びました。はしゃぎ過ぎて鼻の中に海水が入って痛かったし、馬場先生に水をかけられたりしたけど、家族と来る時とはまた違ってすごく楽しかったです。
一般の男の人達はずっと手を繋いでいて大変そうでした。海で遊んだら一日の疲れを忘れられました。

 入浴は男子からで、男湯も女湯も関係なく時間で区切って入浴しました。班別では無かったので混み具合がひどく、体を洗うだけで精一杯でした。浴場にはボディーソープとリンスインシャンプーが置かれていて、脱衣所にドライヤーも準備してありました。お風呂のお湯は茶褐色のヨード泉でしたが、申し訳程度に浸かるぐらいの時間しかありませんでした。
 入浴が済むと次は夕食です。
 すごい数の夕食を準備するので福島県支部の中学生以上は率先してご飯や味噌汁等の配膳を手伝いました。
 全員が揃うと『黙想』をして、全員で「いただきます」をしました。
 夕食が済むと廬山館長講話の時間です。小学生以下はロビーにて石島師範による隊長講話を聴く事になりますが、寝ないで話を聴くことが出来る場合は小学校高学年のみ館長講話への参加が許されました。
 館長講話では質問形式で話を進めるというスタイルで、『廬山館長は普段どれくらい稽古をしているのですか?』などの質問にユーモアを交えながら答えてくださいました。

 その後部屋に戻り各班ごとのミーティングが終わると長かった一日もようやく終了です。
 消灯は10時。きっと疲れて早く寝るんだろうと思いきや、子供達は消灯後も騒いでいたようでした。

★千賀子’s レポート★
ホテルに戻っても入浴が男子の後だったので待っている間中体がずっと磯臭く、やっと時間が来てもお風呂が8階にあるので階段を上るのが辛かったです。
夕食のあとに館長講話を聴きに行きましたが、館長のお話はどれも自分の為になることばかりでした。特に空手の黒帯と白帯の話が印象に残っています。質問しようと思ったけど勇気が出ませんでした。
合宿一日目は楽しかったけど疲れました。
子供達は自由人だからまとめるのが大変だったけど、サヤカさんと西牧さんはもっと大変だったと思います。
部屋はクーラーと冷蔵庫が付いていて嬉しかったです。
夜は同室の西牧さんとサヤカさんがお誕生会に出席していて居なかったので、一人でテレビを観てました。少し淋しかったです。
千葉でも金スマ放送してるんだなーと思いました。

☆二日目・7月26日(土)

5:00 5:30起床
6:00 6:00(海岸へ集合)
早朝稽古
7:00   ↓
7:30朝食・休憩
8:00
9:00 9:00集合
(屋内テニスコート)
10:00 9:30型講習会
    ↓
11:00
12:00 昼食 12:30頃
13:00
14:00 合同稽古・海水浴
15:00
16:00 入浴
17:00
18:00 夕食
19:00 廬山館長講話(小学生は班長講話)
20:00
21:00 班ミーティング
22:00 消灯

 眠れた人にもそうでない人にも平等に朝はやってきます。
 5時40分にはホテル玄関前に集合しなければいけないので、子供達の行動時間も考えると実際の起床時間は朝5時でした。
 薄曇りの空の下海岸へ向かうと、昼間とは比較にならないほどのサーファーが波間に漂っていました。
 班ごとに整列し準備体操をした後、全員で浜辺をランニングしました。砂に足を取られていつもの倍疲れましたが、波に反射する朝日を見ながら涼しい海風に吹かれるのはとても気持ちが良かったです。
 早朝稽古の内容は班長に一任されているようで、型を稽古する班や型の分解を稽古する班、補強をする班など稽古内容はバラエティに富んでいました。
 稽古を終えてホテルに戻るとすぐ朝食です。
 中学生以上は配膳を手伝うため部屋には戻らず、そのまま食堂前で待機していました。

★千賀子’s レポート★
二日目は5時に起きて早朝稽古のため海へ行きました。朝5時に起きるのは辛かったです。
早朝の海は太陽が眩しくて果てしなかったです。
海岸を少しマラソンしてから班ごとに稽古をしました。
砂浜を走るって言うから10キロくらい走らされるのかと思ったら、100メートルくらいだったので助かりました。
班ごとの稽古は基本稽古をやりました。他の班は元気でした。
砂浜ではとても動きづらかったです。
ホテルに戻って、福島県支部で朝食の準備の手伝いをしました。
沢山の人達の食事を用意するのは大変でした。
作ってくれたおばさん達はすごいと思いました。

 二日目の合同稽古はスケジュール表にもある通り帯別に分かれての型稽古でした。
 三日目の館長稽古時に帯別に発表会があるということで、入場の仕方から稽古しました。
 曇りとはいえ千葉はとても蒸し暑く、休憩の度に会場に用意された冷たい水をみんなで飲みました。熱中症を心配してかこまめに休憩をさせてもらえました。

★千賀子’s レポート★
型講習会では二級は井上雄太先生に教わりました。
茶帯は撃砕小と平安の分解を稽古しました。平安の型の分解は少ししか出来ませんでしたが、丁寧に教えていただいたので覚えることが出来ました。
その後撃砕小をたくさん稽古し、何度も明日の型の発表のリハーサルをしました。
教えてくれた先生方のほうがすごく気合が入っていました。

 型稽古が終了すると昼食を取るために一度ホテルへ戻りました。
 海水浴は午後2時からなので1時間ほど休憩することが出来ました。
 二日目は海水浴の後に班対抗の相撲大会と綱引き大会がありました。相撲は小・中・一般の部に分かれていて出場者は男子のみ、綱引きだけは相撲に人員を割かれた中学生男子の代わりに中学生女子が出場することが出来ました。
どの部門も福島県支部は順調に勝ちあがり、応援団も右に左に大忙しでした。

★千賀子’s レポート★
朝起きるのが早かったのでとても眠かったため、休憩の時はずっと寝ていました。
午後からは海水浴と相撲大会、綱引き大会がありました。
海水浴は楽しかったですが昨日より疲れました。
相撲大会では福島県支部が4部門中優勝3つ、準優勝1つを獲得したので面白かったです。特に中学生の部に出場した会津の鈴木君の活躍はすごいなと思いました。
綱引きには同時進行だった相撲大会に出場している中学生の代わりに、中学生になりきって参加しました。最初は不安でしたが馬場先生に中学生に見えるから大丈夫と言われて、安心しつつもちょっと複雑な気持ちになりました。綱引きは砂だらけになりましたがとても楽しく、また、優勝出来てすごく嬉しかったです。
福島県支部は団結力があっていいなと思いました。その活躍を受けて、馬場先生が「相撲大会に女子の部があればいいのにね」とおっしゃってましたが、相撲に女子部は作らなくていいと思います。

 ホテルに戻るとすぐ入浴し、夕食の後はロビーにて岡崎師範も交えた班ミーティングが行われました。
 ミーティングでは今日の相撲・綱引き大会の結果報告もあり盛り上がりました。8時半には各自部屋に引き上げ、消灯まで思い思いに過ごしました。

★千賀子’s レポート★
二日目のお風呂は昨日の反省もあって少し時間を置いてから入りに行ったら、廊下にいた旅行会社の人に「女湯はすごく混んでいるから男湯にどうぞ」と案内してもらえたので、すごく空いていて昨日よりゆっくり出来て良かったです。
夕食では周りの男性方がデザートを女性に譲ってくれるので、この合宿ではデザートを2個食べられました。優しい人達だなぁと思いました。
班ミーティングには師範も来てくれました。師範のお話を聴いていたら、合宿も明日で終わりだなーと思いました。
その後部屋に戻って携帯をいじっていたら、いつの間にか寝てしまいました。それはサヤカさんも同じだったらしく、ふと目が覚めたときには西牧さんだけが大人の集まりに行ったみたいでいませんでした。
大人って大変なんだなーと思いました。

☆三日目・7月27日(日)

5:00 5:30起床
6:00 6:00(海岸へ集合)
早朝稽古
7:00   ↓
7:30朝食・休憩
8:00 ※部屋の荷物の移動
9:00 9:00集合
(屋内テニスコート)
10:00 9:30館長稽古
  ↓
11:00 記念撮影(Bグループ)   コートの片付け(Aグループ)
12:00 昼食 12:30頃
13:00 13:30 バス出発
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00 到着予定(各解散場所にて)16:00〜18:00
19:00
20:00
21:00
22:00

 長いように思われた合宿も今日が最終日。
 子供達も準備にかける時間が短くなり、声を掛ける前に廊下に待機出来た子もちらほらいました。
 昨日と同じように海岸に向かいましたが疲れのせいか体調不良を訴える子も出てきていました。主に腹痛と頭痛でしたが、鼻血が出てしまう子もいたのでポケットティッシュは必需品だと思いました。
 三日目の早朝稽古は帯別に整列し、各帯の最前列が海に浸かるまで移動稽古でひたすら前進しました。
 そのまま太極その1を数回やらされ、波に足をすくわれながら必死で型を打ちました。海に浸かる前は何とか現状を回避しようと歩幅を小さくしたりと姑息な手段に出てみたりしましたが、埼玉県南支部の井上雄太先生に「これが合宿ですから」と言われ諦めがつきました。
 帯別の稽古が一通り済むと、今度は黒帯の先輩や先生方のみで砂浜のランニングをし、自分達よりも更に深いところまで移動稽古で海に浸かっての稽古や、砂浜に仰向けに寝そべって順々にお腹を踏まれたりととても大変そうでした。

★千賀子s レポート★
今日も5時に起きました。
三日目の早朝稽古には館長がいらっしゃいました。
今日は昨日とは違い帯別で稽古をしましたが、移動稽古の時にひたすら海に進んでいくのでどうしようかと思いました。
結局最前列の人達だけが海に入っただけでしたが、びしょびしょで大変そうでした。
その後型の稽古をしましたが、立っている位置が坂になっていて動きづらかったです。

 朝食の後、三日間お世話になった部屋を片付け、指定された部屋に荷物を移動しました。
 それから屋内テニスコートに向かい、数回型稽古(発表会リハーサル)をした後いよいよ発表会本番を迎えました。
 小さい子供達が一糸乱れぬ型を打つのに感心したりしながら発表会を観ていましたが、道場生にまとまりが無かったりすると指導した先生へ館長から叱責が飛ぶなど、テニスコート内は異様な緊張感に包まれていました。茶帯・黒帯はさすがで、指導した堀井支部長と石島支部長の指導力が褒められていましたが、『団体行動としては満点だが今後は強さを追及して欲しい』と館長から総評がありました。

★千賀子’s レポート★
最後のテニスコートでの稽古では、昨日稽古した型を帯ごとに発表しました。
館長と副館長の前で発表するのはとても緊張しましたが、足が痺れていた割には失敗しないで良い型が打てたと思います。どの帯もすごく元気でした。
最後に皆で万歳をした時は、これで本当に終わりなんだなと実感しました。

 無事に発表会を終え、ホテルで最後の昼食を摂りました。三日間大勢の食事を作ってくれた従業員の方々にお礼を言って食堂を後にしました。
 荷物を抱えてホテルの玄関を出ると、合宿をやり遂げた充実感が体中を満たしていました。
 バスに乗り込みビデオを観ながら帰路に着きましたが、バスの中で仮眠をとる道場生は少なかったように感じました。

★千賀子’s レポート★
最後の昼食は子供達が殆ど残していなかったのが嬉しかったです。
疲れて眠るかと思っていたら、帰りのバスの中でも子供達は元気でした。
ロッキーとかM−1を見て帰りましたが、M−1はチュートリアルが観たかったのに途中で終わってしまって悲しかったです。
合宿へ行って大変なこともたくさんありましたが、少し成長出来たような気がします。
団体行動や子供の世話の大変さや、皆と協力すること、感謝の気持ちを忘れないことの大切さを学びました。
この合宿に参加させてくれた先生や母、稽古をつけてくださった黒帯の先生方や食事を作ってくれたおばちゃん達、ホテルの人達に旅行会社の皆さんが居たからこの合宿は成り立っているんだなと思いました。この合宿に関わった人すべてに感謝したいです。

なお来年以降参加する人への私からのささやかなアドバイスは以下の通りです。
@階段の昇り降りは大変だから覚悟しておくように。
Aコンビニへ行く時は虫除けを。
B水着は持ち帰る前に洗ったほうがよい。
C
海では馬場先生に注意。


 

☆あとがき

 宿泊したホテルの従業員さんやスケジュールを円滑に進めるために動いて下さった旅行会社の皆さん、三日間食事の準備をしてくださったコックさん、そしてたくさんの黒帯の先生や先輩方、留守を守ってくれていた家族などなど三日間の合宿を振り返ってみると、沢山の人達によって合宿が支えられていることがよくわかりました。
 慣れない生活リズムについ自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、砂のついた足を綺麗にするためのプールやタオルも、随所に用意された冷たい水と紙コップも、用意してくれる人がいたから気持ちよく合宿生活が送れたのだということを忘れてはいけないと思います。
 また、玉川分支部のためにお忙しい中写真を撮って下さった蓮田支部の見山支部長と小林先生には、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
 
 ところで、たった三日間の合宿でしたが寝食を共にすることにより道場生のいろいろな一面を見ることも出来ました。
その中で気付いたことを今後合宿に参加する後輩達へぜひ伝えておきたいと思い、心構えとして以下に書き連ねてみたいと思います。

心構え1:他人に迷惑をかけないように行動をする。
      当たり前の事ですが、勝手な行動をして探されたりしないこと。
      実際に誰にも言わずにトイレに行っていていなくなったと騒ぎになったことがありました。
      皆と違う行動を取る時は大人の許可を得てから行動するようにしましょう。
心構え2:自分の面倒は自分でみる。
      「早く起きて」「早く集合して」「ちゃんと整列して」等先輩にいちいち言わせないように自分から行動出来る様にしましょう。
      また、持ち物の管理をしっかりしましょう。無くしたらほとんど出てきません。無くなって困るのは自分です。
      それと最低でも布団くらいは自分一人でひけるようにしておきましょう。
心構え3:好き嫌いは極力なくしておく。
      作ってくれている人に失礼ですし、食べ物を残すのはもったいないことだという意識を持ちましょう。
心構え4:合宿中は甘え厳禁!
      信じられないことに先輩を飲み物の買出しに使った道場生がいました。
      疲れていて階段の昇り降りが億劫なのはわかりますが、それは皆同じこと。
      面倒をみる側も優しさと甘やかしを取り違えないように。甘やかしはその子のためにはなりません。

 なんだか説教じみてしまいましたが、ちょっと意識を変えることで面倒をみる側もみられる側もお互いに気持ちよく過ごせるのではないかと思います。

 それでは最後に持ち物について補足をしておきたいと思います。 

【持ち物】
初日の昼食空手着(上級者は下だけ予備を持っていくと便利)海水着日焼け止め
海水浴時に脱いだ道着等を持ち運べる袋着替えバスタオル(1枚でもなんとかなりますが海用と入浴用で2枚あると便利)小さめタオル3枚程ビーチサンダル洗面用具寝巻き類健康保険証の控え
スポーツドリンクやお茶などの飲み物2本程度ポケットティッシュ2個程度頭痛薬胃腸薬
買い物袋(濡れ物を持ち帰ったりごみを入れたりと使い道多数)小遣い三千円以内(少年部)
ちなみに運動靴は今回は使用しませんでした。

 たくさんの人と出会えいろいろな経験が出来る合宿ですから、黒帯はまだまだ遠いという方もぜひ一度参加してみて下さい。