韓国の市場の様子 稽古体験記 韓国支部の若手道場生と記念撮影

☆韓国セミナー 平成19年8月10日(金)〜12日(日)

仲良くなった井上雄太さん
↑仲良くなった井上雄太さん
(左)
高校生ながらセミナーに参加した吉田亜紀さん
↑高校生ながらセミナーに参加した吉田亜紀さん

 平成19年8月10日〜12日の日程(滞在は10日〜13日まで)により韓国セミナーが開催され、日本からは廬山館長、廣重副館長、湖山本部長、岡崎副本部長、石島師範、見山支部長、馬場先生、小林仁美先生、井上雄太さん、吉田亜紀さん、私の合計10名が指導のために韓国を訪問しました。
 韓国支部の指導を受ける真剣な姿勢に、忘れていた初心を思い起こさせられたセミナーでした。
 現地での滞在リポートは下記の通りです。


1日目

一番美味しかったプルコギ
↑滞在中に食べた料理の中で一番美味しかったプルコギ
韓国へ行かれた際は寄ってみてください。
↑そのプルコギを食べたお店

  成田空港を13時に飛び立った私達は、3時間後には韓国の地を踏んでいました。そこから宿泊地へ向かい、到着して夕食を済ませた後早速セミナー会場へ向かいました。
 会場入りしてまず始めに感じたことは、韓国支部の人達の真剣な眼差しと挨拶の良さでした。セミナーの参加者一人一人から、一つでも多くの事を学ぼう、吸収しようとする思いがひしひしと伝わってきました。
 セミナーでは廣重副館長の準備運動から始まり、館長による基本・移動稽古の指導がありました。館長からは余分な動作をなくすことを重点においた指導があり、韓国支部の道場生は今までの間違っていた動作の修正や余分な動作をなくすための稽古に真剣に取り組んでいました。
 21時半くらいに稽古が終了し、宿泊地へ戻ってきた私達は部屋に備え付けのユニットバスでシャワーを浴びることにしました。
 すると隣室の岡崎師範が私達の部屋に来て、「シャワーが出ないぞ!!まぁシャワーが出ないのはロシアで慣れてるから別に構わないけど(笑)」と言いました。(ロシアのシャワーは古くて壊れていたのです)
 すると皆より先にシャワーを使う機会のあった井上さんが、「蛇口をひねってから(シャワーの持ち手についている)ボタンを押すと出ます」と説明しました。納得して部屋に戻った師範を見送り、自分もシャワーを浴びようと思いバスルームに入りました。
 シャワーを手にしてしばし固まる私。
 ……あれ?シャワーが出てこない…
 あれだけ騒いでいたのにいざ自分が使おうとしたら使い方がわかりませんでした。
 再度井上さんに使い方を教えてもらい事なきをえましたが、私の次にシャワーを浴びた石島師範も難しいですねと笑っていました。
 井上さんお世話になりました(笑)


2日目

決してシャワーの使い方を間違ったのではありません

 朝起きると同室に宿泊していた石島師範がびしょびしょに濡れているのを見て驚きました。
 私はシャワーの使い方を間違えてTシャツを着たままシャワーを浴びたのだと思って聞いてみたところ、石島師範は大の汗かき症でそれが寝汗だったことがわかりました。
 汗かき症であるためにいろいろと苦労している石島師範はたくさんの生活の知恵を授けて下さいましたが、とりあえずあまりにも凄まじい光景だったので記念に写真を撮ってみました(本人了承済)
 石島師範は同じような悩みを持つ方々と情報交換をしたいそうなので、もしそういう方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。

征遠鎮の見本となる増子指導員
金先生と石島先生の組棒
青空の下で棒術の稽古

 さて、セミナー会場に向かい、岡崎副本部長による基本・移動・太極の型の指導から二日目は始まりました。
 韓国支部の道場生は型を色々習いたかったようですが、基本的な動作がばらばらだったため動きを統一するためにこのような基本ばかりの内容になったようです。
 その後、茶帯以上は屋外で棒術、緑帯以下は屋内で平安の型の稽古に分かれました。私は湖山本部長を中心として緑帯以上を指導することになり、恥ずかしながら一番前の舞台で型や分解の見本になりました。

廣重副館長による意拳の稽古
廣重副館長による顔面攻撃を意識した稽古

 午後に入って、廣重副館長による意拳の指導があり、その中で顔面攻撃を意識した受け返しがありました。韓国の道場生は指導が終了した後も熱心に技を確認し合っていたのがとても印象的でした。
 15時30分が過ぎ、岡崎本部長による棒術の復習、征遠鎮の型、平安その1の分解の指導がありました。
 棒術については、大城の棍を通して行いましたが、韓国支部の道場生が組棒が出来るレベルではなかったので、石島師範と金先生が披露するのみでした。
 夜7時から韓国支部の昇段審査が行われ、受審者は日中の稽古から引き続き暑い中の厳しい審査になりました。審査の内容は、基本・移動・試し割り・補強・型の後、40人組手等もあり夜10時過ぎまでかかりました。韓国支部の組手を見て、みんな精神力が強くていい選手が沢山いるなと感じました。中でも今年のウェイト制で活躍した季選手は抜群の強さでした。

 審査が終わり、韓国の方々から熱烈な歓迎会を開いていただきました。
 自分はお酒が全く飲めないので、ひたすら韓国海苔を食べ続けました。多分、10袋くらい食べたでしょう。韓国支部の方々に大笑いされましたがもう悔いはありません!!

オン支部長の40人組手 李選手の試し割り 熱烈歓迎会の模様

三日目

 1日目、2日目と合宿所のような場所に宿泊したのですが、食事は毎回館長の真向かいの席だったこともあり緊張しまくっていました。
 韓国の食事は毎食キムチが出てきて初めのうちは辛かったのですが、後半は辛さに慣れて段々心地よくなってきました。
 セミナー最終日は今までの総まとめの稽古になり、岡崎本部長による組手の指導がありました。
 今回のセミナー全体を通して見ると、韓国支部の道場生の中には話を聴く姿勢が悪かったり、技術的な面で正確な動きが出来なかったりとまだまだ発展途上な面はありますが、強い選手も沢山いるのでその人達を中心としてこれからどんどん伸びていくなと感じました。

岡崎副本部長による裏技の稽古
↑岡崎副本部長による裏技の稽古
廬山館長による組手の稽古
↑廬山館長による組手の稽古
3日間の稽古を終えて黙想
↑全ての稽古を終えて黙想
お誕生日おめでとうございます!
↑セミナー期間中に誕生日を迎えた湖山本部長の為にケーキが用意されました
セミナー終了後の記念撮影
         セミナー終了後の記念撮影

四日目

お参りする女性達
テコンドーの試合を観戦

 韓国滞在最終日は館長と共にソウル江南区にある奉恩寺という大きなお寺を訪問しました。
 その日はお盆だったこともありすごい数の人がお参りしていました。あれだけ人がいるのに殆どが女性だったのがとても不思議でした(金先生は「男の人は仕事に行っているからいないんでしょう」と言っていました)

カバン持ちをする増子指導員

 その後、近くで行われているテコンドーの試合を観戦することが出来ました。
 テコンドーの試合を見ていたら館長からセカンドバック持ちを命じられましたので、少しの時間でしたが抱きかかえるように守り抜きました。
←その写真がこちらです。
 今回の韓国セミナーは私にとって初めての海外指導であり、日本語が通じない中不安がいっぱいありましたが、海外で極真館の仲間が沢山いることを確認出来たことや、一緒に行った方達と交流が図れたことが嬉しかったです。
 韓国セミナー行きを認めて下さった岡崎副本部長、貴重な話を聞かせてくださった石島師範、何かと迷惑をかけてしまった見山支部長、私のつまらない話に付き合ってくれた小林先生、井上さん、吉田さん、いつもお茶目な馬場先生、皆さん本当にお世話になりました。この経験を自分の道場の指導に活かして行きたいと思います。

帰りの仁川空港にて
↑帰りの仁川空港にて
廬山館長と廣重副館長と一緒に記念撮影
↑廬山館長と廣重副館長と記念撮影


※最後までご覧いただきありがとうございました。
 写真の上にポインタを置くと写真の説明が表示されますので、見逃した方は是非そちらもご覧下さい。