稽古体験記


☆世界大会向け稽古会と杖術講習会平成21年6月14日(日)

 今回で第7回目となる強化稽古が久喜市総合体育館で開催されました。

 当日は蒸し暑く少し動いただけで汗が滴るようでしたが、加えて私は前日の石川道場の組手の稽古の際に足を痛め、歩くだけで痛みの走る最悪の状態で参加しました。
 準備運動の後、スワイショウ・立禅などの太気拳を行い、重さ1.5sもある大木刀での素振りや2人組みでの打ち合いをしました。

 この木刀は世界大会に向けて手首や腕力を鍛えるために男子の代表選手のみが購入したもので、あの有名な新撰組の近藤勇局長が振っていたものと同じ太さの木刀だそうです。もうそれだけでテンションがあがり倍のやる気が湧いてきますが、この木刀での打ち合いは衝撃も凄いし手首も掌も痛くなるので、早くこの重さになれるよう毎日の稽古で振って行きたいと思います。
 その後撃砕小の型稽古へ移るも足の痛みから思うような動きが出来ず、この大事な時に怪我をした自分が情けなかったです。
 撃砕小終了後、自由型の五十四歩に移りました。
 皆の邪魔にならないよう後ろに下がって型を打っていましたが、稽古の途中で岡崎副本部長から型の指導を命じられ、韓国で開催されるアジア大会で決勝型を「最破」で演武する選手の指導にあたりました。

 午前中の稽古が終わり、午後からは杖術の稽古に入りました。
 杖術は今後極真館で積極的に稽古していく方針のようで、今回がその第1回目の講習会となりました。
 杖の長さは四尺二寸と六尺棒よりは短く、先に棒を振っていたので以外と振りやすかったです。杖は技のバリエーションも多彩で難しいと岡崎副本部長から話がありましたが、個人的には六尺棒より面白いと感じました。
 提杖(休めの姿勢)、常の構え(戦闘体勢に入る構え)、納杖(型などが終了した後、杖を納める動作)といった基本の動作の他、移動しながら行う本手打ち・逆手打ち・反し突きの3パターンを詳しく教えて頂きました。
 そしてまたいつものように稽古終了後に恒例の写真撮影を行い、講習会を終了しました。